リュウジのビール煮をビールなしで作ってみた。ビールの味なし、クセなく仕上がる食べやすい味に。

ビール煮TOP

Twitter、youtubeで人気の料理研究家のリュウジ氏。
彼の紹介しているレシピで

【至高のビール煮】

というものが紹介されていた。

このレシピを個人的に

ビール煮のビールで煮ない煮として作ってみたお話。

本家ビール煮はこちら

個人的には結構気に入ってるレシピで
あんまり小難しいこともなく食材を燃やして放置するだけで出来ちゃうので
大変ありがたい。

とりあえず目次の通りに進めていくので必要なところだけ読めればいい場合は
そこだけを注目して読んでくださいね。



1.レシピ、作り方

材料 (リュウジ式)

ーーーーーーーーーーーーーー
【至高のビール煮】
豚ロースかたまり肉(バラブロックなどでも可) 400g
玉ねぎ 1個(250gほど)
ニンニク 2片
ビール(350ml) 1缶
コンソメ 小さじ1半
オリーブオイル 大さじ1くらい
肉の下味で 塩コショウ適量
玉ねぎを炒める際に 塩ひとつまみほど
☆仕上げに黒胡椒、乾燥パセリ適量とわさびを添えて
ーーーーーーーーーーーーーー

材料 (makomaru式)
豚肩ロース 400~600g ※適当
玉ねぎ 1個 ※まぁまぁ大きめ、適当
ニンニク 2~3個 ※気分で
きのこ類 ※食物繊維、健康のため
ビール ※麒麟淡麗350ml
水 ※350~400ml
コンソメ ※キューブ1+顆粒小さじ1くらい 適当
オリーブオイル ※大匙1~ 適当
塩胡椒、塩
パセリ、バジル

ほぼほぼ一緒のレシピ。
基本的には煮込みになるので
何か好きなものを一緒に煮込んでも別に困ることはないと思う。

また、このレシピ
実はビール煮ということでビールだけで煮る!
みたいになってるけど味付けのほとんどはコンソメ。
なのでビールなくてもいけるのでは?
ということでビールを使わずに調理!



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◆下準備

料理の中で一番めんどくさい工程。
それは食材のカット!

肉、たまねぎ、ニンニクをカットしていきます。

ちなみにリュウジ氏は
たまねぎ→ニンニク→肉

の順番で進めていきますが、個人的には肉からがいいのでは?と。

1.肉のカット、塩胡椒

肉はとにかく大きめでOK。本家はこのくらい。

ビール煮 肉カット

リュウジ氏の肉カット。本家はこのくらい

食べ応えもそうだし、徹底的に煮込むので大きくても食べやすい
さらに肉を食べてる感がやっぱりいい!
ということで大きめカットにしましょう。

ちなみに、筋にそって切るのがおすすめ。
そうすると結構食べやすかったりする。

肉のカットをしたら塩胡椒を振って下味をつけて放置。

ステーキとか作るときもそうだけど
室温に戻して塩胡椒して、しばらく置いといた方が味が付きやすい。
ということでここでも肉のカットからがいいんじゃないかと。

2.たまねぎ、にんにくのカット
ニンニクはスライスに。

たまねぎは細切りにカット。

たまねぎに関しては全部細切りにしたら
600Wのレンジで3分くらい加熱する。

そうすると次の焼く工程で時短になるのでやっておきましょー

3.その他食材のカット

個人的にせっかく煮込むならついでになんかいれよう
ってことできのこ類をいれたりする。
別に邪魔にならないし食物繊維なので。

そもそも今回はビールを使わないので
出汁的な意味でもありかなと。
今回入れてみたのは

しめじ
マイタケ
しいたけ

カットの方法は適当。

◆焼く(燃やす)

1.まず油をひいて肉焼きます。

肉焼く前

焼き目をつけるくらい焼くので並べるといいかも

この工程では結構焼いた方がいいかも。
まぁどのみち煮込むので火が通るしそこまで気にしないでもいいけど
この手の料理、しっかり焼いておいた方がうまい。

多少焦げ目つくくらいでOK

肉焼いた後

少し焦げ目がつくくらいしっかり両面焼きましょう。

今回は随分小さくカットしちゃったけど…大きくカットしてね!
多少赤い部分が残っててもどうせ煮込むので問題なし!

焼き終わったら皿に一度移しておきましょう。

2.たまねぎ、にんにくを燃やす

まず先にたまねぎから焼きます。

フライパンには先ほどの豚肉の油、オリーブオイルをしっかり残しておきましょ。

たまねぎを投入したらここで塩をひとつまみ。
すぐ水分抜けるのであめ色たまねぎを作る時短になります。

油が少ないとあめ色にする過程でフライパンがダメージ受けるので
足りなかったらちょい足ししましょう。

あめ色って結構曖昧なものなので大体このくらいまでで。

あめ色玉ねぎ

この後も炒める工程があるのでそこそこくらいで。

このくらいになってからにんにくを入れます。

なんとなく香りがするくらいまで炒めましょう。

ここの工程で他にいれたいもの
makomaru式ならきのこ等も一緒に入れて炒めます。

ある程度燃やしたら皿に移しておいた肉をフライパンに戻します。

焼き終わり

フライパンにお肉を戻して煮る前のスタンバイ。

次の工程です。

3.水(ビール)をいれて沸かす

食材を炒め終わったら次は水(ビール)入れます。

◆リュウジ式
ビールを流し込んでコンソメ小さじ1半を投入
沸騰させたら蓋をして小一時間煮込みます。

■makomaru式
水、というかお湯を350~400ml沸かしておきます。
そしてそのお湯に
コンソメキューブ1、お好みで顆粒も少し溶かしておきます。

実は結構食材いれて肉入れると350ミリのビールだと結構フライパンはいっぱいいっぱい。
そこにコンソメいれて溶かすのも割と大変だし
一部の肉にだけ味が濃くつきそうで嫌…

ということで先に溶かしたコンソメを準備しておきます。

お湯だと沸騰させる時間も短縮できるのでめんどくさがり屋にはちょうどいい。

煮込む前

蓋する前。水(ビール)を入れると結構いっぱい。

割といっぱいいっぱいですが沸騰したら蓋をしてあとは放置するだけ。

沸騰させた後の煮込みなので火力は弱で。



◆完成

煮込むと当然水分がなくなるのでこんな具合に。

煮込み終わり

煮込みが完了したあとの図

ただこの状態、わざとこうしてる部分もあったりして。

というのも実は小一時間煮込んでも結構水分残ってます。
なのでちょっとしたスープみたいな感じにもなるんですが…

本家はビール使ってるので
出来るだけビールは吹っ飛ばしたいし
出来るなら排水溝に煮汁も流したくないので…
とにかく徹底的に水分がなくなるまで煮込みます。

確か55分くらい蓋して
その後は蓋外して少し火を強くして20分くらい煮込んだ結果が上記の通り。

さて、出来上がったらバジル、パセリなんか使って
とにかく緑を加えましょう。
緑がないととにかく茶色の物体ですので…笑

ビール煮完成

できた。

本家は煮込むと結構茶色になるしドロドロになっているんですが…
初めて作った時はそんな状態になりました。
でもその後何回チャレンジしても黄土色みたいな。
汁気もサラサラ。
味に関しても最初の方がよかったんですが…
酒飲みながら作ってたから火加減間違えていたんだろうか??

ちょっと再現性の面では人により、火加減により
そしてフライパンにより差が出るかも
しれません。



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2.ビールないとどうなる?

今回ビールを使わないで食べてみようと思ったのは

ビールの苦みが残ってる
ビールの味がやや残ってる
ビール煮のためにビールを買うのがもったいない

こういう理由でビールなしをやってみようと思いました。

そもそも味付けはコンソメなのでビールなくてもいけるでしょ…みたいな

それにビールの変な苦みが残っているだけで
個人的には、ビールの風味も麦のなんとやらも感じなかったので
ビールなくても平気なのでは…?
と。

結果食べてみたんですが

ビールの苦みがなく
ビール由来の妙な後味もなく
ビール煮ゆえのクセもなく

ものすごくシンプルにおいしい味でした。

ただ、一度しか試してないのでわかりませんが
肉がやや少しだけ硬かったような気はしました。

それでもきっちり煮込んでるので柔らかいんですけどね。

過去にやったビール煮は箸でスッと切れもしましたが
今回のビールで煮ない煮はそこまでスッとはいきませんでした。
でも十分柔らかいし、味はしっかりついてて後味も良し!
ひょっとしたらしいたけあたりの出汁があったりもしたんでしょうが

コンソメの出汁
きのこ類の出汁

うまみ成分だけで作りきっているので
食べた後の後味、うまみ、これが十分に口いっぱい広がるので満足の晩御飯
でした。

なので、ビール煮とはいっても
ビールがなくても作れるし
ビールで煮ない煮というレシピとして追加してもいいでしょう。

おいしいですよ!

もっと料理上手な人ならもっとアレンジできるんじゃないかなぁ。



3.このレシピのいいとこ、悪いとこ

至高のビール煮の評価

◆悪いところ
ビールの妙な後味がする
ビール特有なのかちょっと後味にがい
やや再現性が薄い?
ガス代がかかる

初めて作った時は酒飲みながら作っていたので
ひょっとしたら苦みをあまり感じなかったのかもだけど
確かにちょっと後味に妙なものを感じたりはします。
でもこれ、多分初めて食べるからなんだと思いますが。

そういうものだと思えば別に気になるものでもないし
基本的にはものすごくおいしいです。
無理やりケチつけたような感じですね。
ただでも、苦手な人は苦手かもしれない。

そして再現性。
初めて作った時は動画の通りダークな茶色になったしドロドロになったし
肉のやわらかさも完璧だった。
ただ…その後何度試してみても同じにはならなくて…

硬さはひょっとして肉なんだろうか?
と同じ部位の肉でも食べやすそうなものを選んでみたり
冷凍したものじゃなくて買ってきた直後のものを使ってみたり
ビールの銘柄を変更してみたり…
といろいろ試してみたんだけどなかなか。

煮込んだ時の煮汁の量と色について
二度目はいろいろ一緒に煮込んだせいだろうか?
と思ったけどそれも違うみたいだし
フライパンが悪かったか?と思って変えてみてもダメ
火力が実は弱火じゃなくてやや中火よりなんだろうか?
と思っていじってみたり…

と問題の切り分けをしてみたけどなかなかこれがどうして。

でもこんなのは些末なもので
しっかり工程を進めて調理すれば味は完璧!
満足の料理だと思います。

一番の問題はガス代。
まぁ煮込み系はどれもそうだろうけど
いくら弱火とはいえ、一時間くらいつけっぱなしなのは…
というところ。
個人的に一番気になるのはガス代だけですかね笑



◆いいところ
簡単
うまい
安い
時間を無駄にしない
ビールの味、後味なし!

なによりやっぱり簡単なのは嬉しい。
しかもがっつり肉を食べられるしご飯も進む。
簡単、うまい、安い!これは無敵要素かなと。

ちなみに安いというのは肉のことで
ブロックって結構値段するんですよね。

特に豚バラブロックなんて目がくらむ。

一方で豚肩ロースのブロックはとても安い。
グラム1円くらいじゃないか?

なので同じ500グラムでも1.5倍くらい値段が違ったりする。

しかし豚肩ブロックのレシピって全然思いつかなかったので
今まで買うこともできなかったんですけどね。
そこでこの料理!

安いブロック肉でがっつり食べられる!
いいレシピだと思います。

そして時間を無駄にしない、というのは
なにせ煮るのに一時間の行程があるので

この合間に炊飯、副菜の準備、汁物の準備

時間を無駄にせず調理が進められるのがかなりポイント高い!
お米の炊飯に大体40分くらいかかるんだけど
研いだりなんだりしていたらその時点で数分かかるし
副菜用に切るなりなんなりしても時間かかるし
汁物にしても何分かかかるし。

これらの調理をしている間にもビール煮は煮られていくので
全部の工程が終わる頃ちょうど出来上がり
なんていうスマートさ!
実に素晴らしい。

ただ、ガス台をひとつ占拠することになるので
実際のところそこまでいろんなものを作るか?となると……笑

そして最後はビールで煮ない煮の話だけど
ビール煮の弱点、苦みや後味は完全にクリア!
普通にクセのないストレートな味で豚の肉の塊が楽しめる。



まぁ、ビール煮のあれがたまらないんだよなぁ!!
って人は物足りないかもしれないけど
お酒が苦手な人、お子さんに食べさせたい人などなど
ビール使うからちょっと…
と諦めていた人は試してみる価値ある
んじゃないかなと思います。

ちなみに、悪いところで再現性の~
という話はしましたが
芯になる部分の味は全然変わらないので
毎回毎回違う味になるということはありません。

まぁ…味付けのほとんどがコンソメだからなんでしょうけど笑

平日の忙しい時にやるのは大変かもしれませんが
一度試してみる価値はあるレシピです。

ビールがあってもなくても出来るレシピだということが確認できた
これが個人的には大きな収穫でした。

どうせビール買うなら飲みたいものねぇ…

ぜひレパートリーに加えてみるのはどうでしょうか♪



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