約半年間続いてきたプロ野球のシーズンもいよいよ大詰めです。
レギュラーシーズンが終わるとプロ野球には
ポストシーズンというものがあり
普段とは違った野球が見られる楽しみが!
クライマックスシリーズ
日本シリーズ
とあるんだけど、あまり興味ない人からすると
普通に野球をやってるだけに感じるかもですが
このポストシーズンは4勝先取の勝ち抜け方式になってます。
普段のシーズンなら143試合もありますので
今日がダメでも明日がある。
今月ダメでも来月がある…
なんて切り替える戦いもあるんですが
1勝の重みがまるで違うのがポストシーズン。
このくらいのテーマでサクッとお話ししたいと思います。
結局のところ野球を知らないと面白くないんでしょ?
と思うかもしれませんが
でも実際はそんなこともなくて、ルールなんて覚える必要がないというか
勝手に覚えるようになります笑
基本は投げて打ってわーー!!
って騒ぐだけのものです。気楽にいきましょう。
1.ポストシーズンとは
ポストシーズンとは、通常のレギュラーシーズン143試合とは別に
短期決戦で行われる試合の事です。
◆クライマックスシリーズ
セ・リーグ、パ・リーグの上位3チーム同士が争う試合です。
ファーストステージ
ファイナルステージ
とあり
ファーストステージでは2位と3位のチームが戦います。
2位のチームにはホーム球場で試合ができる権利と
ほんのちょっとだけ勝敗的においしいアドバンテージがあります。
ファーストステージでは先に2勝したチームが勝ちぬけになりますが
2位チームは厳密には2勝しなくてもいい、というルールがあります。
合計で3試合行いますが、この勝敗が
1勝1敗1分
という勝敗になった場合、2位チームがファイナルステージに進むことになります。
なのでまぁ、ちょっとだけ有利になってます。
ファイナルステージでは
ファーストステージの勝者とシーズン1位だったチームが戦います。
ここでのアドバンテージは結構明確で
1位チームにはホーム球場で試合をやる権利と
1勝のアドバンテージがもらえます。
ファイナルステージでは先に4勝したチームが日本シリーズに進出しますが
1位チームは既に1勝を与えられた状態で始まるので
3勝した時点で日本シリーズに進むことになります。
2位チームはちゃんと4勝しないといけませんから…
これだけでも結構明確に有利不利がわかれますねぇ。
また、ホームアドバンテージっていうのは結構大きいもので
普段から練習してる球場で試合が出来る上に
やっぱりファンはホームチームの方が圧倒的に多いですからね。
球場を見渡せばみんな味方です。精神的にも優位になれますね!
◆日本シリーズ
セ・リーグ、パ・リーグでクライマックスシリーズを制したチーム同士が戦います。
昔はクライマックスシリーズなんてものがなかったので
セパの優勝チームが激突して日本一を決める試合だったのですが
クライマックスシリーズが出来てから短期決戦に強いチームが進出することに。
故に…シーズン3位だったチームが勝ちぬけて日本一になった!
というシーズンも存在します。
ドラマ性はあるでしょうが…
143試合を戦ってきたチームが日本シリーズにいけないのはどうなの?!
というような批判もあるわけですが…
まぁ賛否あるんです笑
今年、数年間応援してきたオリックスがついにリーグ優勝して
日本一になるぞー!!と応援しているわけですが
もし負けて日本シリーズにいけなかったら…どう思うのかなぁ?
そこで勝ち切れなかったんだから仕方ない…そう割り切るかもしれませんね。笑
この日本シリーズは4勝した方が日本一になります。
明確なアドバンテージでいうなら…
前年日本一になったリーグのホーム球場から戦うことになります。
昨年はパ・リーグチームが日本一になりましたので
日本シリーズはパ・リーグの球場でスタートします。
3、4、5戦目 セリーグの球場
6、7戦目 パ・リーグの球場
という具合になります。
短期決戦なので、先に勝った方がやっぱり優位になります。
そういう意味ではやはり先にホーム球場で試合出来る方が有利ですよね。
ただ…4勝勝ちぬけになりますから
4連勝してしまうと敵地で日本一が決まるんですよね…笑
逆にセリーグチームは4連勝できればホーム球場での胴上げになります。
なかなか…調整が難しそうですね笑
2.ポストシーズンの楽しみ方
今日の本題ですね!ポストシーズンの楽しみ方♪
サラっと結論だけ言ってしまうと、普段とは違ったレベルの高い試合が見られるところです。
プロ野球なんだしいつもレベルが高いのでは??
とも思うんですが、なにせ143試合もありますから
どんどんどんどん疲れが出てくるんですよ。
そして基本的にはなんと6連勤ですからね…笑
火曜~日曜まで毎日試合をします。
月曜日だけが唯一移動日ということでお休みになりますが
これを半年間ひたすら6連勤です。そりゃ厳しいよ…
よく野球を観に地方遠征をしますが
たとえば…金曜日のナイトゲームから日曜日の試合まで観よう!
と三日間の予定を組んだとします。
土曜:ホテルで休んで日中に球場へ。
日曜:ホテルで休んで日中球場へ、帰宅
という流れになるんですが
ファンなんて球場で野球見てるだけなんですよ
それなのに…ドッと疲れるんですよ…ほんと…ものすごく…笑
ホーム球場での連戦になれば自分の家もありますし
慣れ親しんだ空間で仕事することになりますが
ビジター6連戦とかになると…
寝慣れないベットを使って、馴染みのない空気感のある土地
特にこれといった息抜きをするでもなくひたすら野球することになります。
とにかくですね、疲れるんですよ…笑
そんな143試合を戦っていますから
本来ならしないはずのしょうもないミスが出てしまったりとか
やはりどこかで捨てゲームを作ってみたりもします。
しかしこのポストシーズン!
レギュラーシーズンが終わってからしばらくオフになります!
なので休養バッチリ!本来のポテンシャルで野球することが出来るわけです。
そして、レギュラーシーズンを通してガッチリ打順組んだりするわけです。
開幕当時でもキャンプの様子や開幕戦の様子を見てベストオーダーを組んだりしますが
しかし長いシーズンの中でケガすることもあるし不調になることもあります。
逆にシーズンの中で大きく成長する選手も出てきます!
そうなると、シーズン末にはまさにベストオーダーがかっちり作られているわけなんですね。
手探りだったシーズンとは違い
このポストシーズンはこれ以上ない!というレベルのベストオーダーになります。
もうこの時点でハイレベルですよ…!笑
そしてもう一つ、それは短期決戦だということですね。
そもそも自分はプロ野球よりも前に高校野球にどっぷりハマッてました。
なぜ高校野球が面白いのか?
それはトーナメント方式になりますから
一回負けたらそこで終了なんですよね。
だからこそ、劣勢ならそれは思いっきりメンタルにきますし
逆に大量リードしていると慢心が出てきたりもします。
そんな緊張感が流れを生んだり、そして最終回の大逆転を生んだりするわけです。
実は野球っていうのは技術だけのスポーツじゃなくて
かなりメンタルが重要なスポーツであったりもします。
このメンタルがいわゆる”流れ”というものを作ったりもしますが
どうしてもミスが出来ない場面に直面した時に
果たして人は冷静でいられるでしょうか?
どうしてもここで結果を出さないと負けてしまう…
そんな緊張感の中で人は冷静でいられるでしょうか?
こういう緊張感のある場面を生むのがやはり短期決戦なんですよね!
個人的にプロ野球を最初好きになれなかったのは
どうしてもダラダラしてるように見えるし
1勝1勝にあまり重みを感じなかったことなんですよね。
別に負けても明日があるんだし
今日ダメでも明日勝てばいい!なんていうね。
しかしこのポストシーズンになると一気に1勝の重みが変わってきます!
先に言ったように、やはりメンタルが大きく作用するスポーツですから
たとえば昨日オリックスはロッテを撃破したわけですが
その次点で2勝したことになります。
そうなるとあと2勝するだけで日本シリーズ進出になります。
一方のロッテはここから4勝しないと日本シリーズにいけないんですよ…
こうもなると本当辛くないですか?
もう負けられない、勝つしかない!
となるわけですが、これは今度力みを生むことになるんですよね。
力んでしまうとやっぱり普段の力って出ないもので
冷静さを欠いてしまうんですよね。
例えば具体的なところでいえば…
2アウト満塁の場面があったとして、ここで一打出ればかなり有利になる!
或いは逆転とかの場面でもいいですよ。
そんなバッターボックスに立った場合、どうしましょう?
絶対に勝つんだ!打たなくては…打つんだ…打つんだ…!!
なんて思ってるとね、打ち気に支配されることになりますから
冷静に見てみれば遠い球、ボール球なんですが
これに手を出してしまったりもします。
甘い球は全部打つ!とそれだけ考えてもいれば
プロの球なんて直球だろうと変化球だろうと
出だしは全部真っすぐに見えちゃいますからね…笑
真ん中付近に変化球が来たら振りたくなるでしょう。
これで空振りにもなるんですねぇ…。
しかしもし、冷静に場面を考えられるなら
まず自分の後ろの打者を確認します。
自分が3番であるなら、やっぱり4番に繋ぎたいものです。
そうでなくても、なんとか粘ってフォアボールが取れるならそれで押出、一点です。
その上にランナーも残ることになりますから
しっかりした状況判断が必要になります。
それに短期決戦、変なギャンブルするよりは局面を見極めて
いけるところでしっかり結果出していかないと。
他にも例えば、冷静であるなら相手ピッチャーの様子も見えますね。
満塁の場面にしたのはどうしてか?
たとえば連続四球ということならコントロールが乱れてる可能性もあるわけなので
冷静に見ていればやっぱり押出の目はあります。
それだけコントロール乱れてると置きに来ることもありますね。
だったらそこを仕留めればいいんですから。
なんだか長くなりましたが、とにかくメンタル面が大事なんですよねぇ。
そんな短期決戦のポストシーズンですから
1プレー1プレーの気持ちの入り方が違います!
昨日の試合ですが、実に強いチーム同士の試合らしいプレーがありました。
◆ヤクルト×巨人
-東京ヤクルトスワローズ様-
村上選手がレフト方向へ凡フライを打つんですが
このあと!タッチアップするんですね!
普通に見てみればなんのこともないプレーかもしれませんが
本来ならこの深さでタッチアップなんてしないんですよ。さすがに浅いので。
ただ、ランナーはちゃんと巨人の遊撃、坂本選手を見てたわけです。
捕球体制がかなり厳しい状態でしたから
これなら間に合う!と判断してのタッチアップでした。
打球の浅さを考えたら…
まぁ正直タッチアップするか?となるとね
本来ならしないんですが、この1シーンですよ。
このわずかな瞬間にそれらを判断しての先制点になりました。
これが隙の無い野球ってやつですね♪
◆オリックス×ロッテ
-(パーソル パ・リーグTV公式)PacificLeagueTV様-
これは昨日見てて本当度肝を抜かれました♪
応援してるのはオリックスなので…
このプレーのせいでヒット一本なくなったので悲しい場面なんですが
それでもこのプレーは賛辞を贈りたいですね♪
捕球の仕方も、どうやってスローイングするのかを考えての体制ですが
それでもこの体制から強い送球をするっていうのは相当難しいことで…
そもそも実は野球ボール、これは硬球なんですが…割と重いんですよ。
ほんと、ずっしりするくらい笑
なので普通に投げるだけでも肩痛くなりますよ。
それをこのスピードで投げようと思うと
やっぱり下半身も使ってスローした方がいいわけです。
腕だけ、肩だけで投げたら…普通なら強い送球いかないんですよね。
しかしながらエチェバリア選手
この体制からファーストに送球するんですよ、すごい球を。
普通にボール取ったら立ち上がって投げればいいのでは?
とも思ってしまうんですが
プロの試合の場合、そんなことしてると一塁間に合わないんですよ。
速い選手で打球を打ってから一塁到達には4秒もかかりません。
つまり、僅か4秒の間にファーストへ送球しないといけないわけですから
立ち上がる時間すらも惜しいんですよね。
動画で確認してもわかると思いますが
結構このタイミングで投げてもギリギリアウトってタイミングですよ。
もしあそこで立ち上がって体制整えて…なんてやっていたら
それだけで0.何秒かロスすることになるでしょう。
そうもなると判定はセーフに。
咄嗟の判断もそうですが、身体能力にも本当驚かされます。
メジャーリーグ見てる気分でしたね笑
エチェバリア選手に関しては
レギュラーシーズンでもこういったプレーありましたが
ポストシーズンでは今後何度も誰かがファインプレーしてくれると思います。
プロの凄さ、最上級のプレーを感じてみてください!
3.がんばれオリックスバファローズ!
2021年シーズン、丑年。
バファローズは牛のチームなんですよねぇ。
それが今年、優勝することが出来まして…ここまで本当に長かったです。
毎年クライマックスシリーズもそうですが
日本シリーズでは超すごいプレーはもちろん
何かしらドラマがあるものなんです。
まぁ…昨年とその前は別の意味でドラマチックでもありましたけどね笑
絶対無敵のソフトバンクホークス相手に
万年Bクラス常連だった横浜DeNAベイスターズ。
この試合も本当に熱かった!
あのホークスにベイスターズが一矢報いるか?!
なんて、実にいいゲームをやってたんです。
あとは抑えれば勝ち…
そういう流れの中で、過去ベイスターズを離れていった内川選手が…
ベイスターズのクローザーからホームラン打つんですねぇ。
しかも決して悪いボールじゃなかったし、むしろ打つのは難しいボールでしたよ。
ほんと息の詰まるナイスゲーム!
甲斐キャノンで有名になったあの日本シリーズもそうですね。
どれだけ走っても盗塁できなくて…
それでも盗塁しまくっていったカープ。
あれも…無謀というか無駄にランナー死なせてるだけにも見えるんですが
しかしもし、どこかで盗塁が決まっていたら
流れはまた違っていたでしょうね。
あれは流れを掴みに行くためのものだったんですが
結果全部失敗…そんな風にもなりましたが面白いゲームでした。
今ではとても有名な大谷さん。
大谷さんがいた日本シリーズもまた印象的でしたねぇ~。
そんなわけで、日本シリーズにはたくさんのドラマが生まれるんですよ!
その舞台に…オリックスバファローズがたつのか?!
と思うとワクワクもしますし、なんだか感動的ですね。
数年前は…もう本当しょうもないミスでゲームを落とすこともあったし
ここがんばれば…というところでがんばれなかったり。
ちっとも打てないのに打たれてばっかり。
26-6で負ける、なんて試合もありましたっけねぇ…笑
なので…確かに今のバファローズ強いんですよ。
打線見ても無敵!その一言です。
でもちょっとだけ…今までの積み重ねがありますからね
どこかで変に印象に残るようなことしないだろうか?
なんて戦々恐々でもあります笑
しかしまぁ、切れ目のない無敵打線
1番2番が出塁すれば必ず点が入る!
正尚が勝負避けられてもホームラン王の杉本がいる!
その後ろにベテランのT-岡田!
後ろにはデータがほとんどないスーパー助っ人ラベロ!
下位には期待の新人紅林!
紅林が出れば一番に繋がる!繋がればランナーが溜まる!
そこで日本一のバッター吉田正尚!
いやー、強いでしょ!笑
ピッチャーも日本一の選手が!
山本由伸!
シーズン途中から負けなし無敗!
由伸が登板するっていうだけで1勝を約束されたようなもの。
投げる球は一級品!
ストレート157キロ、カットも153キロ!
そして驚きは148キロも出るフォーク!!
150キロ近いフォークってそれ…どうやって見極めるの?笑
そんなわけで昨日のクライマックスシリーズ初戦は
贔屓チームがこの舞台に立ってるのを見るのは初体験ですから
もう全部が面白かったですねぇ。
今日も勝つ!そして日本一へ!
ぜひぜひ、ポストシーズンはレギュラーシーズンとは別物ですから
全国から選び抜かれたエリートから
さらに選び抜かれたエリートから
さらにさらに選び抜いたエリート達。
それがプロ野球選手ですから
日本で最高のプレー、ポストシーズンで感じてくださいね♪
そして、オリックスが日本一になる瞬間も見届けてください♪
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