大河、鎌倉殿の13人。第15回「足固めの儀式」上総広常ロス…頼朝悪党過ぎない?許せないわ~

大河15話

毎週日曜日のお楽しみ、それが大河ドラマなわけですが
個人的には、古いものは秀吉にハマり
龍馬伝を見て…
そこから間が空いて黒田官兵衛面白そう!
と途中まで見てたわけですが
麒麟が来る、でまた大河見るようになりました。

要するに毎年ちゃんと見てるわけではないんですが
麒麟が来るから毎年見てます。といっても三年目…

麒麟が来るは当然ですが
その後の渋沢栄一もかなり面白かったです。

そして今年はまた戦国大河ということで…!

もともと歴史好きではあるんですが
その中でも、最近特に興味があるのは
平安~室町くらい
なんですよねぇ。

探したらいろいろあるんでしょうけど
実はこのくらいの時代が舞台になっている有名なものって…
あんまりなかったりしますよね。

特に平安時代なんて…なんかファンタジー要素が多い気がします。
その最たるものが陰陽師だったりしますが…
いろいろ謎に包まれているのもこの時代かもしれません。

と、そんな中での鎌倉ものです。

まだまだ物語は序盤ということもありますし
歴史の流れを追うというよりは
なんとなく人間模様にスポットをあてたような
そういう作品になっているのが
今年の大河、鎌倉殿の13人です。



鎌倉殿の13人

全ての大河をみてきたわけではありませんが
今までの大河ドラマとは少しだけ毛色の違いを感じています。
脚本が三谷幸喜さんということで…
かなりのビックネームですよね。

しかしながら…
なんとなーく、佐藤二郎とか大泉洋が出ていると…
ネタというかコントにしか見えなくて…

一応シリアスもしっかりやっているんですが
合間合間、普通に面白いシーンとかありますからね。

大河の面白い、というのは
歴史の流れや物語、そして心情の動きだとか
そういうものを掴んで理解した時の”おもしろい”
普通なのかなと思いますが
今作は普通に笑うシーンありますからね…笑

しかしながら、そういう笑いの振れ幅があるからこそ
シリアスが輝いているのかも?
という側面はあるかもしれません。

鎌倉時代、というと

源頼朝~
源平~
鎌倉幕府~
そして陰で北条氏が活躍して~
元寇があって~

というようなイメージかなって思います。

およそ千年くらい前の話ですから…
ちゃんとした文献が残ってるか?というとそうでもありませんから
そこまで具体的なことがわかっているわけではないと思います。
それを一連のストーリーとして組み立ててくれてるわけで
最初から最後まで見る、というだけで価値のあるドラマかなって思います。

源頼朝…
よくわからないけど偉い人。
実際何があったの?どんなことがあったの?
というのを知ってる人はそう多くないと思いますから
個人的にも今後が楽しみだなーと思います。

それと、義経もいますからね。
源姓ではかなり有名人で人気者ですよね。
武蔵坊弁慶もいるわけで…そのくらいの時代のお話。
今後の物語からも目が離せません。



第15回「足固めの儀式」

昨日の放送で15回になったわけでありますが
衝撃回になったかなーと個人的に思います。

まぁ…千年前だし…
この頃の価値観的なことをいうんだったら
それは別におかしいことじゃないとは思うんですけどね。

いわば、本能寺の変で信長が家臣に討たれる…
というのは戦国の習わしでありまして
そうおかしいものではありませんからね。

まぁ…その後粛清されるわけですが
その粛清もいろんな思惑も絡んで…
ってそれはまた別の機会に。

とりあえず結論からいうと…

頼朝が超有能で力のある御家人を誅殺するお話です。

正直まぁ…突然の流れ過ぎて驚きました。

上総広常という人物が殺されるわけなんですが
実際問題、一切殺されるような人物ではありません。
人望があって力もあって…

そもそも、頼朝がこの関東一体に名前を轟かせるために
一番力になった人物といって過言ではありません。

上総広常がついた方が勝つ

と言われるくらいに力のある人物で
結果頼朝についたことで勢力が拡大。

つまり、この時点の頼朝があるのは上総広常のおかげといって過言でもないと思うんですよね。

そもそも頼朝ですが…流罪になってた身分なわけで
これといった味方がいません。
そんな中で北条家が協力してくれることになり
その北条家の呼びかけやなんかに呼応して
そして御家人たちがついてきて…

というわけで、別段頼朝が何かしたから兵がついてきてるわけでもありません。

にも拘わらず…頼朝って随分と偉そうなんですよねぇ…

それでも結局戦するならそこそこの神輿が必要ですから…
名前のある頼朝はうってつけでもあるんですけどね…
そういう自分の価値を知ってるから横柄なのかもわかりませんが
とにかく、大した力があるわけでもないのに偉そう…

っていうのが源頼朝の印象なんですよね。

それをなんとか上手に取りまとめてきているのが
北条義時になるわけなんですが…

昨日の時点で大きな仲間割れが起きることになります。

御家人たちは同じ家同士、源氏同士での戦いはやらない

としているんですが
都の主導権のあれやこれやで
頼朝は同じ源氏の木曾義仲を討とうとするわけです。

ここに大きな大きな溝が出来まして…
ついに御家人たちが謀反を企てるわけです。

しかし、せっかくここまでまとまってきたところで…
目的を達する前の瓦解はなんとも無情ですよね。
そうもしたくない、ということで北条義時
小四郎が奔走するわけです。

そこで白羽の矢を立てたのが上総広常なんですよね。

御家人たちに対して顔が効くどころか
きっちりまとめ上げるだけの力がある人物
それこそが上総広常なんですよね。

その上総広常が御家人たちをまとめて謀反を起こした場合
当然ながら頼朝は追放されるというか…
まぁ頼朝なんて簡単に追い出せる状況が作れちゃうわけです。

しかし、上総広常は本当に心底頼朝を信頼してるんですよね。
頼朝のために力になろうと、そうやってきたわけで
上総広常は一切謀反のつもりはないわけです。

なので、御家人たちの中に、いわばスパイみたいな感じで入り込み
そしてその御家人たちをまとめあげちゃうわけですね。

内通者として上総広常が活躍してくれたおかげで
この謀反は実際に行われることなく綺麗に火消しに成功しました。

しかしながら…ここからなんですよねぇ…。

結局頼朝が御家人を軽んじている、というのもそうですし
しっかり一枚岩になれていないことから端を発しているわけで
普通なら…もう少しまとまるように
まとめられるように奔走するものと思うんですが…

バラバラになりかけている勢力を
たった一人を処刑することでこの一件を納めるどころか
恐怖で御家人を縛ることにもなるわけなんですね。

そして処刑対象が…上総広常になったわけです。

この謀反の企てを阻止できたのは上総広常のおかげであって
当人は一切謀反のつもりなんてなかったわけです。
それなのに…濡れ衣をきせて殺してしまう、と…。

どうやら、この御家人たちの謀反の雰囲気を感じ取ってから
その瞬間から上総広常を殺そうと思っていたらしいですね~。。。

もっとも働いてくれた功労者であって
今の自分があるのもこの上総広常のおかげ。
という中で…よくもまぁ殺せるよなぁ…と。
理不尽というか、正直意味不明すぎる展開でした。

ドラマオリジナルってことでもなくて
あくまで史実に基づいたものですから
面白くするためにこうした演出したわけでもありません。
これが実際にあった出来事ってことになるわけですから…おそろしいですねぇ。
恐ろしいというか…愚かというか…
いや、本当これ敵作るでしょ



なぜ上総広常を誅殺?

単純な話…

力のあるものは怖い

ってだけの話なんですよね~。

独裁者、支配者にありがちというかなんですが…
自分の立場を脅かすのでは?
という存在が突然怖くなり処刑する…
なんて話はよく聞くものですが
今回のもそれと一緒でしょう。

頼朝からすれば
自分ではうまくまとまらない御家人たち。
その御家人がいなければ平家を滅ぼすことも出来なければ
戦をすることも出来ない。

その御家人たちをしっかりまとめあげることができる上総広常。

その上総広常が…もし本当に反旗を翻したら…?
いよいよ平家打倒、天下が見える…
というその瞬間に上総広常が反旗を翻したら…?

なんて思えば思うほど、やっぱり怖いんでしょうね。
まぁ…わからんでもないですが……笑

外から見てると思いますが…小心者ですよねぇ。

その上総広常ですが
本当に謀反なんて一切考えていなかったわけで
むしろ、京に入るのに読み書きが出来ないと恥ずかしい…

というだけで、こっそり字を練習するくらいの努力家です。

そして覚えたその文字で書いたことは…
頼朝への忠誠といってもいいでしょう。

そういう書物が出てくるわけで…
一応ドラマの中では少し処刑したことを後悔したような
そんな頼朝の姿が描かれていますが…
その後悔を押し殺すように、「謀反人だ…」と捨て台詞を吐いていきます。

現代社会の常識と合わせて考えると
奇々怪々な描写にもなっていますが…

自分がのし上がるためにどうするか?
誰がいなくなれば自分は安泰なのか…?

それを突き詰めた結果が今回のお話でした。

時代背景とかもろもろ考えれば仕方ないかもですが…
でもより一層頼朝が嫌いになりましたねぇ…



義経の方が人気出るわけだ。

源頼朝って…名前は有名なんですが
何をしたのか?みたいなエピソードって全然ですよね。

むしろ、義経の方が大人気ですね。

大体こういうのって、後世の創作とかもあるわけですし
なんだかんだいっても初代が偉いものだと思います。

なので、義経よりも頼朝の方が
それはそれは立派なんだろう!
なんて思ってドラマ見てきましたけど…

いやー、正直全然頼朝を好きにはなれませんねぇ…。
もはや平家に敗れてくれないか?
って思うくらいです…笑

ドラマの演出っていうのもあるんでしょうが
義経は非常にわかりやすい性格、キャラしてますよね。
戦好きってことでこれから大暴れしていくことでしょう。

一応伝え聞くところによると…
大分無茶な用兵をしたりもしますが
大きな大きな戦果をあげていきます。

多分、政治的な裏表っていうのも特になくて
見てて真っすぐなキャラに見えるからこそ
人気も出ていくのかなー、なんて思います。

歴史ものなので大きなネタバレがされている作品でもありますが
結局頼朝はこのままえらくなるんでしょう。
また流罪にでもなればいいのに…って思ってますが
まぁ…まだまだ先の長いドラマです。
来週もまた楽しみにしたいと思います。

ただ…上総広常…もったいない人物ですよ。

麒麟が来る、の前半で主役よりも目立っていた斎藤道三。
内乱の末に死ぬことになるんですが…
その存在感等がもう…普通にかっこよかったです。
その道三が退場する…
というだけでロスが激しかった。
上総広常も同じようなものを感じてますね。

力のある実力者であり、主人公とも親しく存在感のある人物でした。
それが…本当理不尽、意味不明な理論で殺されるんですから。
いや、理屈はわかってますが…ね笑

多分これからも魅力的な登場人物が出てくることでしょう。
そのたびにどれほどひどいことを頼朝がするのか?
それをしっかり目に焼き付けておきたいなと思います…

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